さつこ流「プレイヤーキャラクター」作成のコツ
皆さんお疲れ様です。
というわけで、「TRPG Advent Calender 2021」向けに記事を書くことにしました。テーマは「プレイヤーキャラクター作成のコツ」です。
最近はGMをやらせていただく機会も増えてきましたが、意外とプレイヤー向けの記事ってない気がしたので。
ちなみに今日(執筆日)は17日です。もう年末ですね。
TRPGの大原則「セッションは”みんなで”楽しむもの」
ここでまず重要な「これ」を思い出しておきましょう。
近年のシステムではルールブックにまず書いてあることが多いですが*1、PvP・対立などの場合でも忘れてはならないことですね。
「みんな」の中には進行役である「ゲームマスター*2」も含まれます。
ですので、ゲームマスターさんを困らせるようなキャラクター、例えば「何かを調べるのが目的なのに、調査に協力しない」のようなことは避けましょう。
「でも、ツンデレとかやりたい!」の場合はどうすればよいか?
「弱点」を作る
です。
どういうことかというと、「このキャラクターは○○」という、キャラクター的に突かれたら困るポイントを作って、わざとバラしてそこを突いてもらいましょう。
例を挙げると、
・「お金に困っている」というポイントを作って、「このキャラクターはお金に困っているので、依頼料をたくさん積まれたら嫌でも受けます」とぶっちゃける
などです。
プレイヤーとして参加するうえで大事なのは「セッションの進行を助ける」ことですので、こういう「ぶっちゃけ」はおすすめです*3。
次は実際にキャラクターを作る時のコツを見ていきましょう。
難易度の低いおすすめは「○○が”好き”」
です。
分かりやすい例だと、
・食べ物
・特定の物を大事にしている
ですかね。
こういう「ポジティブに動かせる動機」は比較的やりやすいです。キャラクターを動かすプレイヤーも積極的になれるので。
例えば「チョコレートが好き」なら「チョコレート」を理由にして依頼を受けることもできますし、ロールプレイの中で「チョコレート食べたいなー」などと言わせてみることもできます。
「万年筆を愛用している」なら、「胸ポケットの中やカバンの中の万年筆を確認する」というしぐさに利用することも可能です。
ちょっと難しいけど「”弱み”」
も面白いです。
例えば、
・知られたくない秘密を握られている
・特定の食べ物が苦手
・お金に困っている
などです。
なぜこれが「難しい」かというと、「キャラクターが積極的に動くわけではないので、プレイヤーが考えることが多い」からです。
先ほど「お金に困っている」キャラクターの例を出しましたが、この場合だと「5W1Hで理由を考える」までしておかないと、ちょっとロールプレイがしにくいですよね?
一口に「お金に困っている」と言っても、
・養護施設で育って、普段はバイトに明け暮れている大学生
と、
・安定した収入を得ていたが、職を失ってしまった中年の男性
とかまで考えて、しかもそれに関するロールプレイもしないといけないですね。なので「ちょっと難しい」わけです。
最後に:大事なこと
というわけで、さらっとですがいかがでしたでしょうか。
一番大事なのは「みんなが楽しめること」です。
セッションの他の参加者さん、ゲームマスターさん、いろいろな方が同じ卓を囲むわけです。
なので、ちょっと変わったことがやってみたい!なんて時は「相談」を積極的にしちゃいましょう。
人それぞれ、好き嫌いは様々ですからね。
というわけで皆さん、よきセッションを!
P.S.
報告・連絡・相談はなるはやでしてもらえるとゲームマスターはものすごく助かります。いやマジで。